- 2020/02/23
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COLUMNコラム
こんにちは!用賀の美容室・美容院 AZURA用賀のデザイナー、日色です。
私が担当するお客様の中でも、一番多い悩みはズバリ“くせ毛”
皆さんの中でもストレートパーマや縮毛矯正を「一度でもした事がある」もしくは「今もずっとしている」という方は多いはずです。
くせ毛の方が憧れる「サラサラなストレートヘア」になれるなら、、、と
実は間違った方法を選んでしまっている可能性もありませんか?
そこでここでは、ストレートパーマと縮毛矯正の違いや正しいケアの方法についてまとめてみました!
目次
「ストレートパーマをしたいけれど、あまりくせが伸びなぐにかったり、すぐに取れてしまった」なんていう経験はありませんか?
ストレートパーマの本来の目的は、一度かけたパーマを元にストレートに戻す時に使われるパーマです。ボリュームを抑える目的でも使われることがありますが、くせ毛をまっすぐに伸ばすという目的には適していません。
ですので、くせ毛をサラサラストレートにしたい場合は「縮毛矯正」、
髪の毛のくせが弱い方や、根元のボリュームを抑えて自然な仕上がりにしたい方は「ストレートパーマ」がオススメです。
地域やサロンにより違いがありますが、目安としては上の表を参考にしてください。
料金(値段)も時間もストレートパーマより縮毛矯正の方が倍の金額がかかります。
<ストレートパーマ>
①シャンプー→②1剤塗布→③流し→④2剤塗布→⑤流し→⑥ドライ
<縮毛矯正>
①シャンプー→②1剤塗布→③流し→④ドライ→⑤ストレートアイロン→⑥2剤塗布→⑦流し→ドライ
大きな違いとしては、ストレートアイロンを使用して熱処理を行うかどうかの違いです。
施術内容が違うのでもちろん仕上がりにも違いが出てきます。
①でもお伝えした通り、ストレートパーマは髪の毛のくせを伸ばすためのものではないので、しっかり伸びるというよりは、ボリュームダウンする程度の仕上がりで、多少のくせは残ります。
縮毛矯正はアイロンの熱を利用して髪の毛をストレートにしていくので、ボリュームダウン+くせも伸びて=ツヤツヤのストレートにすることができます。
ストレートパーマは約3ヶ月前後で取れてきてしまいますが、縮毛矯正はその名の通り、縮毛をストレートにしてくれてるので、半永久的に持続します。
ストレートパーマも縮毛矯正も同じ薬剤を使用する場合が多いですが、アイロンでの熱処理をする縮毛矯正の方が髪への負担が大きいです。
①~⑤を表にすると、
しっかり真っ直ぐになるからといって
“とりあえず”縮毛矯正を選ぶ方もいらっしゃいますが縮毛矯正をすることで出来なくなる技術があるということも覚えておいたほうが良いですねっ
以前縮毛矯正をしたけど急にパーマがかけたくなったことって皆さんありませんか?
無いものねだりと言いますか、、意外と経験がある方は多いかと思います。
しかし大体の美容室でこのことを伝えても『やめた方が良い』『難しい』と難色を示すでしょう、僕も絶対オススメはしませんっ
ではなぜ縮毛矯正をした髪にはパーマをかけない方が良いのか?
そこには3つの理由があります。
パーマや縮毛矯正の薬は髪の毛の細胞を切断する効果があり、特に縮毛矯正の薬は他の薬に比べて強力です。
ましてストレートアイロンによる熱ダメージが加わり一見キレイに見える髪でも内側には相当な負担がかかっております。
そこにまた薬を塗布して髪が曲がるように引っ張ったりなんかしたら、、
何となく想像が出来るかと思います、、
近年ダメージを抑えた薬なども増えてきましたがそれにしてもこれでは自分の髪の毛があまりにもかわいそうです。
パーマ、縮毛矯正とはざっくり説明すると
細胞を切断した状態の髪にカール、またはストレートを形状記憶させる技術ですが縮毛矯正の場合はヘアアイロンで髪をプレスしてますよね?
つまり本来は円状である毛髪一本一本がペタッと潰れている状態で形状記憶されているわけです。
一度潰れてしまった毛髪が再び円状に戻ることはまずないのでそこにカールを付けようとパーマをしても根本的にカール自体が定着しづらいのです。
人によってはカールが若干付く人もいますがやってみないと分からない部分でもあるためプロの美容師でもどうなるか想像できません。
万が一動きが付いたとしても以前形状記憶させたストレートに戻ってしまうのも時間の問題でしょう。
上記の理由を踏まえた上ですが一番オススメしない理由は断トツでこれですねっ
他サロンで縮毛矯正後にパーマをかけてもらって満足をされたお客様に
僕は今のところお会いしたことがありません。
むしろ扱いづらくなったからどうにかしたいと助けを求めてこられる方しかいない気がします。。
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ご理解いただけたでしょうか?
縮毛矯正後に無理やりパーマをすると
“持続性が悪くイメージと違うヘアスタイルになり髪がゴワゴワ”します。
絶対に嫌ですよね笑
なのでAZURAではくせ毛に悩まれているお客様に縮毛矯正に関しては
今後パーマが出来なくなる可能性もしっかり説明させていただいております。
先のことも視野に入れながらストレートパーマか、縮毛矯正かを決めていきましょう。
かかりつけの美容室がある方は担当の方にしっかり相談しておくことを推奨します。
ストレートパーマや縮毛矯正をかけた直後は髪の毛が不安定な状態の為、
その日にシャンプーをしてしまうと取れやすくなってしまいます。
施術をしてからおおよそ24~48時間置いてからシャンプーをするのがベストです。
また、シャンプーをした後に長時間髪が濡れたまま放置しておくのもNGです。
なるべく早めに髪を乾かして上げてください。
髪の毛はそもそもお肌と同じ弱酸性ですが、ストレートパーマや縮毛矯正をした髪の毛は薬剤によってアルカリ性に傾いてしまっています。
元の弱酸性に戻してあげる為に使用するのが
弱酸性またはアミノ酵素系の洗浄成分のシャンプーです。
施術後、約一週間ほど使用することで髪のPhが安定してきます。
逆に使用してはいけないのは、アルコール系の洗浄力の強いシャンプーは控えた方が良いです。
ストレートパーマや縮毛矯正をした直後の髪の毛は摩擦に弱いので、シャンプーをよく泡立てて、髪の毛をこするのではなく、頭皮を揉み込むように洗いましょう。
シャンプー後の流しも残らないように念入りに!
シャンプーだけでなく、トリートメントも重要。
トリートメントを髪の毛の中間~毛先につけた後に、あら歯のクシで髪の毛をとかしてあげるとトリートメントが髪の毛全体に馴染んで手触りが良くなります。
次にまたストレートパーマや縮毛矯正をするまでの間は、月に一度美容室でトリートメントをしてメンテナンスをしてあげる事をオススメします。
キレイなストレートヘアを保つ為にも、次回ストレートをする髪へのダメージの予防も定期的にしていくと良いです。
市販のストレートなら家で低コストで出来ると思いがちですが、やはり
「髪が傷んでしまった」「あまり効果が実感できない」という声が多いようです。
実は市販の薬剤と美容室で使用する薬剤では、大きく違いはありません。
では、何が違うのか。。。
ストレートパーマや縮毛矯正は、その時の髪の状態、ダメージレベル、放置時間のバランスでは仕上がりが大きく変わってきます。
例えば、「あまり効果が実感できない」という方は、ご自身のくせに対して薬剤の放置時間が少なかったという事。「髪が傷んでしまった」という方は、逆に時間を置きすぎて、ダメージにつながってしまったという事になります。
たまたまうまくいったという方もいるようですが、ケミカルな技術ですので、経験の多い美容師にやってもらうのが一番安全です。
ストレートパーマと縮毛矯正についてお分かりいただけたでしょうか?
お客様がどの程度のくせ毛、ダメージレベルなのかによって、
私たち美容師は正しい技術を選定しています。
場合によっては、全体的にストレートをしなくても、顔まわりや前髪、えり足などポイントで施術する事も可能です。
まず、分からない事は私たち美容師に相談していただくのが解決への近道となります。
様々な情報が流れている昨今、
解決を急ぎ自身で何とかしようとすると誤った知識や思わぬ落とし穴が待っているかもしれません、、
しっかり毛髪カウンセリングを行い的確な処置を心掛けましょう!
ストレートパーマ
¥6,600(税込/S・B別)
縮毛矯正
¥16,500〜(税込/S・B別)
※カットをされない場合はシャンプー・ブロー代別途+2,200円が必要です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。お待ちしております。
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系列サロンのBLANCOでも縮毛矯正に関するコラムを書いているのでぜひ参考にしてみてください!